【Jリーグ(J1)試合結果】明治安田生命J1リーグ第24節が10月25日に開催。駅前不動産スタジアムではサガン鳥栖と湘南ベルマーレが対戦した。
明治安田生命J1リーグは25日に第24節が行われ、サガン鳥栖と湘南ベルマーレが対戦した。
21日にも第13節延期分直接対決を行った両チーム。その際は最後までネットを揺らすことができず、スコアレスドローで試合を終えた。
7試合未勝利の15位・鳥栖(勝ち点20)にとっても、6連敗の後に直近2戦1勝1分けとしている16位・湘南(勝ち点13)にとっても負けられない一戦。鳥栖は前回対戦からスタメンを6名変更して小屋松知哉や趙東建ら、湘南は4名を入れ替えて茨田陽生や指宿洋史らを送り出した。
4日前とは打って変わって、この試合では前半からスコアが大きく動く。20分、タリクのドリブルから左サイドの齊藤未月にボールが渡ると、齊藤は右足でクロスを供給。茨田が頭で合わせて湘南が先制点を奪取した。
なかなかシュートまで至らない鳥栖だったが、34分に右サイドの松岡大起が絶妙な位置にクロスを上げるとGK谷晃生がクリアしようとやや前方に動くもののボールには届かない。趙東建が頭で山なりのシュートを放って同点とする。
それでも、アグレッシブな攻撃を続ける湘南は前半ATに茨田が機転を利かせて素早いスローイン。左サイド深い位置まで侵攻したタリクが中央に折り返し、指宿が身体を倒すようにして合わせてネットを揺らした。
湘南がリードして折り返した後半、鳥栖はハーフタイム明けに梁勇基に代えて森下龍矢、57分に金森健志と趙東建に代えて樋口雄太と林大地を送り出すなど早々に変更を加える。
それでも湘南がソリッドな守備から素早く指宿に当てて攻め込む展開が続くが、63分にも本田風智に代えて石井快征を起用するなど積極的に指揮官が動く鳥栖に68分に絶好機が訪れる。裏に抜け出した林がボックス右まで入り込んで中央マイナス方向に折り返すと石井が完全にフリーで走り込む。しかし、石井のシュートは枠を捉えず、試合を振り出しに戻すことはかなわない。
鳥栖は直後の70分に松岡に代えて豊田陽平を投入し、早くも5枚のカードを使い切ったうえにディフェンスの枚数を削る大胆な采配に出る。
すると75分、湘南の2ライン間で原川力からの縦パスを受けた小屋松がボックス内にスルーパス。ボックス左で巧みなファーストタッチからシュートを放った林が同点弾を決め切った。
前半からボール保持を高めている鳥栖は“持たされている”という印象が強かったが、大胆な交代を機に徐々に湘南の守備を崩す場面が増加。GK谷晃生が立ちはだかったものの80分には小屋松の強烈なミドルシュートが枠を捉えるなど、度々ゴールを脅かす。
湘南も82分に齊藤に代えて背番号10の山田直輝を投入。攻撃的な選手交代を敢行し、勝ち点1ではなく勝ち点3を追い求める姿勢を強く示す。
しかしその後、攻防が目まぐるしく入れ替わる激しい展開となったものの決勝点は生まれず。熱戦は痛み分けの結果に終わり、鳥栖は8試合未勝利、湘南は3試合無敗も2戦連続ドローとなった。
■試合結果
サガン鳥栖 2-2 湘南ベルマーレ
■得点者
鳥栖:趙東建(34分)、林大地(75分)
湘南:茨田陽生(20分)、指宿洋史(45+2分)
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