【欧州・海外サッカーニュース】アレクシス・サンチェスは不振にあえいだマンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)での練習初日からネガティブな雰囲気を感じていたと先日に明かしていた。
元イングランド代表MFのレイ・パーラー氏は、マンチェスター・ユナイテッド加入直後に退団したかったと明かしたアレクシス・サンチェスの発言に苦言を呈した。
2018年冬にアーセナルとの契約延長を拒んだサンチェスは、マンチェスター・シティ行きが報じられる中、最終的にヘンリク・ムヒタリアンとのトレードで最高給取りとしてマンチェスター・Uに加入。しかし、ノースロンドン時代の輝きを放てないまま昨夏にインテルに期限付きで渡り、先日に完全移籍が発表された。
オールド・トラッフォードでの1年半にわたる苦しい時間を過ごしたチリ代表FWは、先日に『Instagram』で「最初のトレーニングセッションで多くのことに気が付いた。家に帰って、『契約解除してアーセナルに戻ることはできないかな』って相談したよ。何か僕と合わなかった。チームは団結していなかった」と当時の心境を明かしていた。
この発言を受け、苛立ちをあらわにしたのがアーセナルOBのパーラー氏。イギリス『トーク・スポーツ』の中で「彼が強くマンチェスター・シティに加入したかったのなら、なぜ減給を受け入れたり、“週給25万ポンド(約3500万円)でサインする”と言ったりしなかった?週給25万ポンドじゃ生きていけないのか?」と話し、辛辣な言葉を並べた。
「マンチェスター・ユナイテッドに加入したとき、彼は週給56万ポンド(約8000万円)を手にしていた。恐ろしい限りだ。それなのに、加入した翌日に退団したいなんてどうして言える?彼のメンタリティはフットボール選手のものではない。そんなことを言う前に、“世界で最も大きなクラブの1つ、マンチェスター・ユナイテッドだ。ポジションを確保するために戦わなければいけないし、アーセナル時代のプレーを見せたい”って言うべきだった」
「プレースタイルが異なっていたのかもしれないし、彼にはフィットしなかったのかもしれないが、戦わなければいけなかった。これこそ、彼がマンチェスター・ユナイテッドでしていなかったことだ」
さらに、パーラー氏は「初回のトレーニングだけでクラブから離れたかったなんて信じられない。新しい環境で、アーセナルとは異なるトレーニング方式だから、自らチャンスをつかまなくてはいけなかった。それに週給56万ポンドをもらっていてすぐに退団したいなんて考えるのか?そんなことを考えるよりもハードワークをすべきだ」と苦言を続けた。
クレジットソースリンク