【欧州・海外サッカーニュース】マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)のフィル・フォーデンとマンチェスター・ユナイテッドのメイソン・グリーンウッドは、新型コロナウイルスに関する規則違反でデンマークと対戦するイングランドのメンバーから離脱した。
フィル・フォーデンとメイソン・グリーンウッドがイングランド代表メンバーから追放された。
9月のUEFAネーションズリーグでアイスランド、デンマークと対戦するイングランド。この2試合に向けて20歳のマンチェスター・シティMFフォーデンと18歳のマンチェスター・ユナイテッドFWグリーンウッドはフル代表に初めて選出された。1-0で勝利したアイスランド戦で両選手はデビューを飾ったが、8日のデンマーク戦を前に問題が発生した。
アイスランドのメディア『DV』によると、新型コロナウイルスの対策として厳戒態勢が敷かれる中、両選手は6日夜に宿泊先に無断で女性を招き入れたようだ。そして、その女性たちは『Snapchat』を通じてフォーデンとグリーンウッドが映った動画を公開し、今回の件が発覚した。
隔離を免除されてアイスランドに入国したイングランド代表には親族を含めた部外者との接触を禁じる条件が課されていたが、マンチェスターの両選手による行為はアイスランドの新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したものであると指摘されている。
この一件を受け、ギャレス・サウスゲート監督はデンマーク戦の前日会見で「今朝、残念なことに、2人の青年がコロナウイルスのガイドラインに違反したことがわかった。そのため、我々は彼らがチームのいかなる活動にも参加できないように早急に決断しなければいけなかった」と話し、両選手を8日の試合に帯同させないことを明言した。
「現段階で私は何があったのか知らないから、詳細について話すことはできない。しかし、追々、適切な方法で彼らと話をすることになる。彼らは責任を負い、謝罪している。朝食にも、練習にも参加させていないから、他のメンバーと彼ら2人の間に接触がないことは明白だ。とても深刻な状況だから、我々はこのように対処しなければいけなかった。彼らの年齢を理解しているが、今、全世界がこのパンデミックに対して取り組んでいる最中だ」
今回の件に関し、マンチェスターの両クラブも声明を発表。グリーンウッドが在籍するユナイテッドは「FAと連絡を取っている。この状況におけるメイソン・グリーンウッドの行動に失望している」とし、シティも「フィルの行動は明らかに不適切。新型コロナウイルスに関するガイドラインの規則違反だけでなく、マンチェスター・シティ、そしてイングランド代表の選手として期待される水準をはるかに下回っている」と失望感を露わに。クラブの至宝と言える存在の二人に対し、厳しい声明を残している。
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