経営難の鳥栖…期待したい下部組織からの若手台頭 – サッカー現場発 – サッカーコラム : 日刊スポーツ

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鹿島戦でMF土居(右)のマークに付く鳥栖MF中野(2020年8月8日)

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U-19日本代表候補合宿が11月15日から始まった。最近、深刻な経営難が発表されたサガン鳥栖からは、MF本田風智(19)、MF松岡大起(19)に加え17歳のDF中野伸哉が参加しているが、特に将来を嘱望される地元佐賀出身の中野には、注目していきたい。

中野は、11月14日の札幌戦でリーグ7戦目にして、初の90分フル出場。それでも、中2日の過密日程の相手に後半走り負けて引き分け「相手は中2日だったが、最後は自分たちが走り負けた。もっと強度を上げて、後半からでももっと勢いよくサッカーができたらいいと思った」と悔やんだ。だが、同代表合宿へ「選ばれるようにアピールしたい」と言い、気持ち新たに切り替えていた。

中学から鳥栖の下部組織でプレーし、13歳からは各世代別の日本代表入りも果たしてきた。昨年のU-17W杯では全4試合に先発出場し、16強入りにも貢献した。利き足は左だが、両足から繰り出す正確なキックを武器とする。ユース所属の今年6月、トップチームに2種登録され、貴重な経験を積み上げているところだ。

竹原稔社長(59)が「11年の社長就任当初から描いてきたのは、クラブで育った選手をトップチームで躍動させるということ」という長期プランで複数の選手が下部組織から昇格してきた。今後の鳥栖については「若手と中堅、ベテランと外国人選手のバランスが強さ。若手一辺倒でなく、バランスを大切にしながら、これからの時代を新しいことで乗りきって行きたい」としており、若手を生かすバランスのとれた「融合」で強化を図る予定でいる。

19年度決算で約20億円の赤字を計上した鳥栖は、11月12日の記者会見で、20年度決算で約10億円の赤字を計上する見通しを明らかにしたばかり。だが、生え抜きの若手の発奮は明るい材料だ。地方から、大型補強に頼らない“鳥栖モデル”のチームづくりを発信してもらいたい。【菊川光一】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)

◆菊川光一(きくかわ・こういち)1968年(昭43)4月14日、福岡市博多区生まれ。福岡大大濠高-西南大卒。93年入社。写真部などを経て現在報道部で主にJリーグや高校野球などを担当、プロ野球などのカメラマンも兼務する「二刀流記者」。スポーツ歴は野球、陸上・中長距離。











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