新型コロナウイルスが流行していることにより、2020年のシーズンはこれまでのようにサッカーの試合を開催することが難しくなっています。これにより多くのファンは楽しみがなくなってしまい、退屈な思いをしていることでしょう。
そんな時にサッカー観戦の代わりのエンターテイメントとして人気を集めているのがファンタジー・プレミアリーグです。この記事ではファンタジー・プレミアリーグについて解説していきます。
ファンタジースポーツとは?
まずは、ファンタジースポーツについて解説していきます。ファンタジースポーツとは仮想世界でプレイするスポーツのことを指します。ファンタジースポーツでは、実在するスポーツ選手の中から好きな選手を選んで、自分だけのオリジナルチームを作ります。そして、現実世界の選手の活躍状況によって、自分が選んだ選手はポイント獲得や減点の対象となります。
例えばサッカーであれば、アシストで〇点獲得、イエローカードで〇点減点、ファウルで〇点減点などのように設定されています。そして、シーズンが終わった時に自分の結成したチームが合計で何ポイント獲得しているかによって、他のプレイヤーが結成したチームとの間で勝敗が決まります。
上位に入った場合は、賞金を獲得することができるのです。そのため、ファンタジースポーツはお金が稼げるという点で、オンラインカジノやスポーツベッティングに近いエンターテインメントだといえます。ただし実際にベッドすることはないファンタジースポーツでは損失が出ることもないので、その点においてオンラインカジノやスポーツベッティングよりも取り組みやすいと言えるでしょう。
ファンタジースポーツでは、シーズン中の選手の調子などによって、登録メンバーを変更することもできます。そのため、ファンタジースポーツで勝つためには、選手の活躍具合をうまく分析しつつ、チーム編成をする判断力が求められます。通常のビデオゲームのように思えますが、実はファンタジーゲームには分析力や判断力が必要となるのです。
ファンタジー・プレミアリーグの人気が上昇中
ファンタジースポーツの中でも最近人気を集めているのが、「Fantasy Premier League(ファンタジー・プレミアリーグ、FPL)」です。
ファンタジー・プレミアリーグをプレイしている人の数は全世界で630万人を超えており、2014年と比較して利用者数はなんと2倍以上になっています。
ファンタジー・プレミアリーグでは、全世界のサッカー選手ではなく、実際にプレミアリーグに所属する選手の中から15名を選んでチームを作ります。
そして、プレイヤーは監督となり、1億ポンドの予算内で、戦術を調整したり、選手を移籍させたりするのです。自分の作ったチームがスコアを稼いでいくことで、ミニリーグや世界ランキングでの上位を目指す仕組みとなっています。
そんなファンタジー・プレミアリーグは、ファンの間でコミュニティー「Fantasy Football Community」が作られるほど、世界中で人気を集めています。
サッカーの楽しみ方にも変化が?
これまで試合観戦をする際は好きなチームや選手を応援するのが一般的でした。しかし、ファンタジーフットボールが誕生してからはファンのサッカーの試合の楽しみ方が変化しているのです。
サッカーファンたちは単に試合を楽しむだけではなく、自分がファンタジー・プレミアリーグのチームに選んだ選手が活躍するか、という点に着目しながら試合を見るようになったのです。そのため単純に選手たちのゲームプレイを楽しんでいるだけではなく、自分がファンタジーフットボールで稼げるかどうか、という点が重要になってくるのです。このような楽しみ方の変化により、これまでよりもより緊張感をもってサッカーの試合観戦が楽しめるようになってきています。
また、ファンタジー・プレミアリーグで上位を目指すためには、常に最高のチームを組まなければいけません。そのためには選手の活躍状況をよく把握しながら、必要に応じて選手の入れ替えをしなければいけないのです。実際の試合を観戦する際にも、どの選手が自分のチームに必要かを分析しながらみるようになったと言えます。
このようにファンタジーフットボールがプレイできるようになってから、サッカーの試合の新しい楽しみ方が生まれたと言ってもいいでしょう。これによりサッカーファンの数も増えており、スポーツ好きだけではなく、ゲーム好きの方もサッカー観戦に熱中するようになってきています。
現在はコロナウイルスが流行していることにより、これまでのようにサッカーの試合が楽しめなくなってしまいました。そのため、新しい娯楽のあり方として今後 ファンタジーフットボールがますます定着していくことが予想されています。また、ファンタジーフットボールにjリーグが採用されていることも増えているので、今後より日本人ユーザーが増えてくと言っていいでしょう。